水素透過性能を有するパラジウム膜を陰極、白金線を陽極とした高圧水電解装置を開発し、高純度水素を高圧で製造・貯蔵するための技術開発を行っている。白金線とパラジウム膜に通電して水を電解することで、白金線にて酸素が発生し、パラジウム膜の反対側から膜を透過した高純度水素が発生する。高圧ポンプで水を送液しつつ電解することで高圧水素を製造すれば、水素圧縮時のエネルギーを大幅に削減できる。高圧水素製造の効率化のために、電解条件を検討している。
 さらに、本手法の水素化還元反応への応用も検討している。

水素透過型水電解セルの概略

高温高圧水中への連続的水素供給のための水素透過型水電解セルの開発
(科研費若手B 平成23-25年度)

詳しい研究内容は、研究テーマのページをご覧下さい。

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オートサーマル法によるメタノールからの水素製造

ゼオライトの膜化法と形状選択反応への応用

パラジウム水素センサーの開発

水素透過膜を用いた潤滑油の再生

触媒膜反応を利用したフェノール一段階合成

ケミカルハイドライドからの水素製造

CVD法によるパラジウム薄膜の作製

メタンの水蒸気改質による水素製造

超臨界二酸化炭素を用いた有機合成反応

超臨界水中での重質油の改質

超臨界水中でのフェノール類の有機合成反応

超臨界水を用いたバイオエネルギーの製造