水素透過膜を用いた潤滑油の再生

詳しい研究内容は、研究テーマのページをご覧下さい。

潤滑油は、さまざまな機械に使われており、我々の生活に無くてはならない製品です。潤滑油は使用中、空気により徐々に酸化されて劣化していきます。これを防ぐために、潤滑油には予め酸化防止剤が含まれています。酸化防止剤が優先的に酸化されることで、ある程度寿命が延長できますが、酸化防止剤が酸化されれば、油を交換する必要があります。この酸化防止剤を使用中に還元再生することができれば、潤滑油を継続して使用することが可能となり、環境面・経済面で大きなメリットがあります。

現在、パラジウム膜に通電させ、水を電気分解することで膜上に生成した水素を利用し、潤滑油中の酸化防止剤を還元する検討を行っております。これが実現できれば、潤滑油の還元再生が可能となります。



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