ケミカルハイドライドからの水素製造

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水素は爆発する危険性があり、その利用にあたっては貯蔵・輸送法の確立が必要です。水素の貯蔵法には、高圧ボンベ、水素吸蔵合金等がありますが、高圧での安全性の確保、単位体積または重量当たりの水素貯蔵量が少ないなどの問題点があります。

ナフテン系有機ハイドライドは、芳香環を水素化することで、水素を化学結合の形で保存する手法です。芳香環を水素化して水素化化合物とし、それを輸送、貯蔵します。必要な際には、水素化化合物の脱水素反応により水素を取り出します。基本的に常温で液体、高い水素貯蔵効率、可逆反応を利用することで繰り返し使用が可能などの特長があります。ただし、脱水素反応は平衡反応であり、化合物を完全に脱水素することが困難です。

メンブブレンリアクターを用いることで、反応場からの水素分離と、化学平衡を脱水素側にシフトさせることで、脱水素反応を促進させることが可能となります。現在、シクロヘキサンやメチルシクロヘキサンの脱水素反応について、最適な装置・条件などを検討しています。


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