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「機能“1+1>3”への挑戦」

当研究室では「刺激応答性高分子」と「金ナノ粒子」という2つの機能性材料を用いて、これまでにないユニークな分析法の研究を行っています。

熱応答性高分子+金ナノ粒子→新たな機能

熱応答性高分子と金ナノ粒子を組み合わせた新たな機能性材料を用いて、生理活性物質であるシステインの簡易分析法を開発しています。この金コロイドは、システインの濃度によって色が変化するため、目視で判定することができます。

Fig3

光学活性チオール+金ナノ粒子→光学純度の低下に伴う旋光度の増大

ナノの世界では不思議なことが起きます。システインの光学純度を下げると,旋光性が急激に増大する現象を見つけました。金ナノ粒子の集合状態が鍵となっています。

Fig4

刺激応答性高分子+蛍光団→環境にやさしい界面活性剤の分析試薬の開発

刺激応答性高分子に電荷と蛍光団を組み込むことにより,界面活性剤と相互作用することで強い蛍光を発するポリマーを創製しています。この性質を利用することにより、有害な有機溶媒を使わずに界面活性剤を分析することができます。

Fig5

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