ARNS(A Remote Network Server for AppleTalk)

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CAPやNetatalkにAppleShareIPが実装された今となってはARNSはほとんど利用価値が無くなってしまったのですが、それでもAppleTalkのブロードキャストが届かないとマトモに動いてくれない、トホホなアプリケーション(例えば全国津々浦々の大学図書館で困っているらしい、Chemical Abstracts のCAonCDなんかですが-:)をTCP/IPのみが通るようなルータで仕切られた(普通そうだよね)サブネットを越えて使いたい時なんかはARNSが一番安上がりな方法です。

なおarnsだけでは相手にarns側のAppleTalk情報を伝えることが出来ません。arns側にAppleTalkシードルータが必要です。

従ってCAonCDの場合(なぜか全国津々浦々(とまではいかないが)の大学図書館から聞かれるもんで(^^;))、例えば次のような構成が考えられます。

もちろんシェアウェア版のUARを入れてAppleTalkルータとarnsサーバを1台のLinuxマシンにさせることも出来ますが、恐らく多くのところではWinユーザ向けCAonCDサービスのためにWinNTサーバを導入しているのではないでしょうか?
なお宇都宮大の場合は、WinNTサーバにPentium IIクラス、Linux arnsサーバに情報処理センターから貸与していただいた無印Pentium 166MHzを積んだマシン1、HASPサーバにMac Quadra 840AVと、なかなかシブい(しぶちんという話も(^^;;;))構成で運用しています。欲を言えばLinux arnsサーバもPentium IIぐらいあると良いかもしれません。

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  1. このマシンの調達及びLinux、arnsのインストールに関しては情報処理センター 日下部 慎 技官の献身的なご協力を頂きました。

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satoma@cc.utsunomiya-u.ac.jp

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