Alpha NT機との格闘日記(^^;)
しかし、何というタイトルだ(^^;)
というのはさておき、DEC fortranの早さと筐体の安さに曳かれてNT 4.0 workstation搭載のDEC Alpha互換機を手に入れたのは良いものの、その瞬間からこやつとの格闘が始まっていたのであった...。
Machine: DEC Alpha互換機(CPU 21164A/533MHz, HD4GB(Ultra SCSI), RAM 128MB, innter640MB MO, 100/10base T ethercard, MGA MillieniumII)...スペックは、すごいよなぁ..
注:書いている本人はMacユーザでUNIXをちょこっと使う人間です。まあ、こういうバックグラウンドを持っている人間がマイクロソフト(以後MSと略)及びMSと仲の良い、と思われるメーカさんについてどう思っているか、というのは、ま、大体想像がつくというか...と言うことで(あ、ちなみにMacは好きですがAppleはもう潰れようがどうなろうが構わない、と思ってますんで(^^;;))、多分狂信的?MSファンな人にとっては辛口、というか見るに耐えない雑言に満ちた文章が続きますが、くれぐれも剃刀メールは投げないで下さい。それとNT初心者なもんで多々間違いが有ると思いますがそれはどんどん指摘してください(ずうずうしいやつ)。
- 1997年10月7日
仙台への日帰り出張から戻ってきたら、Alpha-NT機が届いていた。おおー、ってんで、早速開梱してセットアップしてみる。NT 4.0 workstationもDEC fortranも既にインストール済みでちょっと拍子抜けする。
そうこうしているうちに微小重力班のM2とB4の学生が覗きに来る。んじゃ、君たちもユーザ登録すっからさ、ということでユーザ登録した後で、
- M2&B4's:何でユーザ登録必要なんですか?見ため95と同じですよね?
- masa:ん?見ためそうだけど、ほら情報処理演習とかでUNIX使ったでしょ?
どっちかいうと、NTって95よりはそっちに近いからさー。例えばソフトを入れたディレクトリなんかは一般ユーザじゃ消せないようになんのよ。あ、君たちの名前でログインしてみて試して見っか。
- M2&B4's:面白そうなんでやってみましょう。
- masa:んじゃログインしてみて。ん、でD:¥DECってのをごみ箱に..あれ?、警告のダイアログ出ねーな?、んま消去しようとすると多分「このファイルを消す権限はありません」とか何とか言ってくるんじゃねーかな、ほれ。
- M2&B4's:あれ?
消えちゃいましたよ。
ということで、立ち上げそうそう、一般ユーザの信用&教官に対する信頼度がクラッシュしてしまったのであった...。
しかしなぁ、95やMacじゃないんだし、UNIXだったら普通アプリケーション入るディレクトリ、例えば/usr/localとかさ、始めっからowner rootでmode 755とかになってるんじゃねーか。どーせサードパーティーだってNTの言うこと聞かないとだめなんだから、/usr/localみたいなディレクトリこしらえとけば良いんじゃねーか。そりゃ、後からプロパティでファイルやディレクトリの保護出来るんだろうけど、さー。おまけにこのアクセス権の設定だか何だかの言葉がいまいち...何だ?「フルコントロール」って..読み書き可能とか消去不可とか、そーゆーのねえのかー。あ、「特殊なディレクトリアクセス権」を選べば良いのね...。しかし、フルコントロールなんつうのなくして、「特殊なアクセス権」一本にしてもらいたいなー。
とにかく、もう一度DEC fortranインストールしなおさないと...ま、インストールは楽チンだから良いけど。
- 1997年10月8日
昨日の失敗から気を取り直して、DEC fortranで遊んでみる。Sample programをコンパイルしてみたのだが、結局コマンドラインなのね...それは良いんだけど、ついついpwdとかlessとかしちゃう自分が情けない。MS-DOSのコマンドなんか忘れちゃったしなー。Alpha-NTで動くtcshライクなシェルとか見つけておこう。あとtelnetdも売り物であるらしいのでそれ入れたらMacからNCSA telnetでログインしてコマンドラインでf77出来るかな。
で、グラフィックアクセラレータがMGAのすごそうなやつなので(PCI Macだと5万以上するんじゃないかなー、Macだから高い、という話もあるが..)、解像度とかをいじって見る。テストボタンがあるので安心していじれる...ってなことしているうちに間違ってテストボタン抜きでリフレッシュレート85Hzなんつうモニターが対応していないレートにしてしまった。がーん、何にも写らなくなってしまったではないか...
うーん、こういうときはMacだとCD-ROMから起動して、なんだけど...と思って(ちんけな)マニュアルを読んで見たのだが...ない。あれ?NTってCD-ROMから起動出来ないのか?ひょっとして?んなOSないぞー。SUNだってboot cdromで立ち上がるし、SGIだって...そうだ、SGIだとROMモニターからしてGUIだぞ。Alphaは違うのか?
MGAのマニュアルにalt+tab+delでその後××のキー押せばVGAモードでreboot出来るとか書いてあって、それを試してみたのだが一向にreboot出来ない...。結局再インストールしてしまった。うーん、まさか2日目で再インストールするとは...ま、操作ミスったやつが悪い、と言われればそれまでだが(T_T)。
しかしだねぇ、やっぱCD-ROMからbootしてmini rootみたいな最小限のカーネルぐらい立ち上げて、とにもかくにもローカルディスク上のファイルを操作できる、ってのがだめ、ってのは結構致命的な場合があると思うんだけどなー。まあNTは堅牢だから(ホントか?)と言われればそうかもしれないけど、ハードディスクなんていつぶっとんでもおかしくないしなぁ。それとも何か方法あるのかな。だったらマニュアルに載っけろよなー。何で機能的にはpoorなMacOSのマニュアルより薄いんだ...(SUN,HP,SGIとは比較するのも...、ま、厚ければ良いというものでもないが、UNIXのも分かりにくいしなー)。
- 1997年10月9日
何か、DECとIntelの裁判が、AppleとMac互換機メーカのような様相になってきたようで...ちと違うか...ま、こちとら安いUNIXもどき機としてかったんだから何れNTがサポートしなくなっても良いけどさ。ま、そうなったらLinuxかな(^^;;;)。
- 1997年10月22日
またやってしまった...というか、サービスパック3を入れてUSAのdecのサイトからFX!32の最新版(ver 1.2 かな?)をとってきてインストールしたのが2日前。おー、Officeも動くじゃん、やっちぇえやっちゃえ、といろいろつっこんでみたのが運のつき...、ってか実はサービスパックは入れたのだが、シンボルファイルはいれてなかったのね...microsoftのサイトから取るのに時間がかかってパスしたんだよなー。でもう一度サービスパック入れ直そうとしたのが運のつきで...くーーーー。FX!32って多分サービスパック3がないと動かないんだろうなー。で、恐らくシステムのすんごく近いところに関係したやつだから、案の定?、NTが立ち上がらなくなってしまった...くーーーーー。また再インストールかーーー。しっかし、このマシン、結構頻繁にハードディスクのランプがつきっぱなしになって、うんともすんとも言わなくなるし(おまえはMacか、つうか俺のPM8500より不安定だぞーー)、なんだかなーー。くー、昨日、今日で結構ソフトつっこんでお手入れしたのになー、またやり直しかよ。あー、やっぱテープバックアップが必需品なの?MOの640MBだけじゃ足りないわけーー。
- 1998年1月29日
なんか雲行き(とは言わないか?)怪しいんじゃないか、ネットワーク部門とかも売り払ったしAlphaはIntelに売り払った(のとはちょっと違うか)とは思っていたんだけどねぇ...まさかCompaqとはねぇ...しかも吸収だもんねぇ...
そう言えば一昨年なんか深夜のニュースの合間にDECのCMをよく見たんだけど、昨年から今年はCompaqの文字だけの貧乏クサイ(^^;;)CMが良く流れていたよなー。そう言えば一時期のDECや今のCompaqのCMって一般消費者向け、というより企業の管理コストを下げる、ってな感じで企業向けっぽかったよなー。ま、深夜のニュースなんて残業から帰宅したサラリーマンが見るもんだし...Compaqってそっち方面に行きたいのかな。今や香取伸吾(って漢字これで良いのか(^^;))出しているAptivaのIBMのほうがCMに関してはよっぽど一般消費者向けっぽいし。しかし、今は良いけどこれでIntel-HPの新しい64bitのチップ出たらAlpha、どーなるんだろーなー。PowerPCみたいに一般組み込み用とかって訳にも行かないだろうし。んまそのころまでに元とれば良いのか、でLinuxでイントラネットサーバとして幸せな余生を過ごす、と(^^;)。
- 1998年2月27日
どうにかこうにかAlpha-NTマシンも安定してきたので、調子こいて先週届いたEpson DirectのPentium II 300MHzマシン(しかしWebで見る限り20万切るんだもんねぇ、RAM 32MBのHD2.1GBは今時のマシンとしてはとほほだけど..)にNT workstationをインストールしてみたのだ。こやつはもともとはWin95 OSR2(だっけ?)がプレインストールしていたんだけど、そのときの感じは、「Pentium IIってたいしたことないのねー」だったんだけど...いやー、快適、快適、東北大のWin達人に以前お伺いをたてたところでは「NTは64MB以上ないとストレスたまるっすよ」というお言葉が返ってきたんだけど、確かにスワップしまくるものの、デスクトップの反応とか、Win95よりかなり速いんじゃねーか、こりゃ。
しっかしねぇ、これって多分Microsoftの陰謀により消された(うそうそ)Pentium Proと同じで、やっぱPentium IIって純正32bit OSで真価を発揮するんでしょうねぇ。ってことはやっぱWin95って「Win3.1にゴミ箱とスタートメニュー足したもの」なんだろうなー。NTの安定性なんてはなから信用していないんだけど(アプリおかしくなって死ぬときは死ぬんだよね、NTも、わたしゃAlphaでブルーバックを10回は見ました、Fxインストールしていたから、という話しもあるが(^^;;))、 うーん、Win98ってMSから毛嫌い?されているのも分かる気がする。ってかIntelはもっといやだろうなー。
ちなみに今週はG3 MT266が届きました。ま、NTは動きませんが(^^)。やっぱ動画とりこみたい、という用途にはこれでしょう。HD 6GB(IDEだから大したことないかな、と思ったらこれが結構速いんだよな。Westen Degital AC3640 OLってやつらしい)ついているし、取りあえずZipも内蔵している(Jazだともっと幸せなんだけど)。んで、早速いろいろインストールしてみたのですが、いやー、これまた、速いーーー、おれのPM8500/132が霞むーー(しょうがないか(^^;))。で、調子にのってSoftWindows4.0Jも入れてみたのだ。メモリ32MBなんで仮想メモリをONにしたのだが、メモリ80MB積んで仮想記憶OFFでSoftWindows4.0Jに40MB割り当てているPM8500/132とは...それでもPentium133MHzと486 50MHzぐらいの体感差があったのだった(とほほ)。おそるべしPowerPC750。これでSDRAMの128MBぐらいを1枚積んでおけばOffice97ぐらい(って全然軽くないけど、なんでビジネスアプリであんなに重いのだろう..ま、使わないから良いけど(^^;;))そこそこ使えるんじゃないのかな。Virtual PCとか使ってNTインストールしたらどうなるんだろうな...。取りあえず自宅のPM8100にはG3アクセラレータ積めばWinな人だった同居人も幸せになるであろうことが明らかになりましたね、こりゃ(^^)。
しかし、Pentum IIとかPowerPC750載っているやつ使うと、...Alphaねぇ...速いんだけど、何か周りが結構そこそこのレベルに追い付いているんだよねぇ。キャッシュを大量に積んで、専用のバスで、ってのはAlphaが御本家だと思うんだけど...この業界ってパイオニアは辛いのねぇ...
このホームページに関するお問い合わせは
satoma@cc.utsunomiya-u.ac.jp
勤務先ホームページへ