- 準備
C, C++コンパイラとfortranコンパイラが必要となります.C, C++コンパイラはOS X付属のDevelopers toolsに入っていますし,最新のものはADCのOnline 会員(無料)になると入手出来ます.でもってfortranコンパイラですが,全てGNUものでやるならg77等をインストールする手もあるのかもしれませんが,ここでは安直に(^^;),IBM XL fortran for MacOS Xをインストールしておきます.なお,octaveをconfigureするときにfortranコンパイラへのパスが通っていないとエラーでとまってしまいますし,octaveは/user/local/binにおかれるし,そうそうついでにfortan関連のmanのpathもきっておきましょう,ということで,例えば,$HOME/.cshrcに,
setenv PATH $PATHpク/usr/local/bin:/opt/ibmcmp/xlf/8.1/bin
setenv MANPATH $MANPATHpク/opt/ibmcmp/xlf/8.1/man/en_US/man
を追加しておけばOKです.
- ソースの取得
stable版はgcc 3.xではコンパイル出来ないので,北大や会津大ではなく,www.octave.org本家のftpサイトから開発版を入手する必要があります.2003年9月29日現在の最新版はoctave-2.1.50.tar.gzですので,これを取得しておきます.普通にダウンロードすると,デスクトップに保存されるはずです.
- Octaveをコンパイルする.
アプリケーション/ユーティリティー/ターミナルを実行して,以下のコマンドを順次入力していきます.
cd Desktop
tar xvfz octave-2.1.50.tar.gz
cd octave-2.1.50
./configure --disable-readline
make
sudo make install
configure時に--disable-readlineを抜かすと, I need GNU Readline 4.2 or laterと仰せになってエラーで途中終了になります.GNU Readline 4.2をどこぞから入手すれば話は別でしょうが,めんどくさいので,--disable-readlineとしました.
- Octaveを試してみる.
といっても難しいことは出来ないのですが(^^;),とりあえずターミナルから,octaveと入力してみると,こんな感じになります.とりあえず動いているようです(^^).
- GNU readline 入りOctaveをコンパイルする.
GNU Readlineが入っているとOctaveのコマンド入力時にtcshやbashライクなヒストリー機能が使えて便利らしいので,GNU Readlineをインストールしてみました.readline-4.3.tar.gzを入手し,tar xvfzで展開後,./configure --disable-shared,make,make installの手順でインストールします.その後,Octaveを展開したディレクトリで,引数なしで./configureを実行し,make, make installすればOKです.
- GnuplotをFink経由でインストールする.
Octaveのグラフィック(plot命令など)関連はGnuplotを使うとのことなので,Gnuplotをインストールする必要があります.Octave同様ソースからコンパイルしてもよいのですが,ここは楽をして,Finkをインストールして,コマンドラインから,
sudo apt-get install gnuplot
で,gnuplot関連のバイナリーパッケージ一式が自動的にインストールされるはずなので,これを利用すると,例えばこんな感じでグラフィック表示が可能です.
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