Linux PowerPC on PRePへのフリーウェアインストール

インストールの前準備
Linux PPC/PowerMacの include fileの修正に従って/usr/src/linuxの
```
/usr/include/asm/posix_types.h
usr/include/linux/socket.h
/usr/include/linux/stat.h
```
を修正（/usr/include/linux/coda.hには該当箇所がなかった）しておきます。
フリーウェアのインストール
と言っても大抵はRPMでバイナリー配付されているのでちょっと特殊？なものになります。
- squid-2.1.PRE4
  防火壁の内側にあるPCやWSからnetscape(まInternet Expなんとかでも良いけど）するためには必需品のhttp proxy&cacheサーバ（って言うんで良いのか？）です。
```
./configure
make
make install
```
  これでおしまいです(^^;;;)。じゃあんまりなので、sysVっぱく立ち上げスクリプトを書くとすれば、 /etc/rc.d/init.dのなかに、
```
#!/bin/sh

case "$1" in
        start)
        # Start daemons.
        echo -n "Starting squid cache server: "
        /usr/local/squid/bin/squid  >> /usr/local/squid/squid.out 2>&1 &
        echo
        touch /var/lock/subsys/squid
        ;;
        stop)
        echo -n "Shutting down squid cache server: "
        kill -TERM `cat /usr/local/squid/logs/squid.pid`
        echo ""
        rm -f /var/lock/subsys/squid
        ;;
        *)
        echo "Usage: squid.init {start|stop}"
        exit 1
esac
exit 0
```
  という中身のスクリプト（squid.initとでもしておきます）を作って、chown root、chmod 755 しておいて、 X Windowからtksysvを起動させてrun level 3に設定します。
  squidに関しては以下のURLが参考になります。
- qpopper2.53
  LinuxPPCには標準でpop3dだかが入っているんですが、昨今のセキュリティー事情を考えるとまあAPOPが使える方が良いだろう、という安易？な考えでインストールしてみたのですが、これが結構くせものだった．．．
  基本的には
```
#./configure --enable-apop=/etc/pop.auth --with-popuid=pop --enable-bulletins=/var/spool/bulls
（--enable-bulletins=云々は趣味(^^;;)の問題なので必要ないですが）
#make
```
  とconfigure＆make一発で、popperのほうはちゃんと動いているのですが、popauthの方が
```
#popauth
Changing POP password
New password:
Retype new password:
popauth: /etc/pop.auth: unable to open POP authorization DB
```
  でガチョン、となっちゃいます。しょうがないのでシャーロック君(MacOS8.5はこーゆーとき便利）であたってみたところconfig.h の中の#define HAVE_FLOCK 1を、#undef HAVE_FLOCK とせよ、という神のお告げがあり、configureした後でconfig.hをその様に修正してmakeすると、あーら不思議、何ごともなかったかのようにちゃんとAPOPの認証もしてくれます。
  なおPPCLinuxにはあらかじめtcp-wrappersがインストールされてますので、せっかくですからpopperにもtcp-wrappersをかましてセキュリティーをあげるようにします。具体的にはまず/etc/inetd.confを
```
pop3   stream  tcp     nowait  root     /usr/sbin/tcpd   /usr/local/lib/popper -s -b /var/spool/bulls
```
  と、 /usr/sbin/tcpd経由で動くように書き換えます。次に/etc/hosts.allowを
```
/usr/local/lib/popper: 123.45.67.0/255.255.255.0,localhost, \
                       123.45.68.0/255.255.255.0, \
                       123.45.69.0/255.255.255.0, hoge.co.jp, \
```
  とでもしておけばこれ以外のホストからのアクセスは拒絶されます。なお、もちろん/etc/hosts.denyは、
```
ALL : ALL
```
  のように、全て拒否という指定にしておくことが必要です。
  で、ここらの話しを探っている途中でインストール奮闘記というページを発見しました。これはお勧めです。qpopperに関するお話もちゃんと載っています。
- その他
  研究室のWWWサーバやらせている関係でWWWに関連したものをちょこっとインストールしています。アクセスカウンタとしてはnpc.cgi、フォームを作るときに便利なuncgiなんかを入れています。またWWWとは直接には関係ないのでしょうが、全文検索システムで有名なnamazuも念のため？インストールしています。ここらは全てmake一発です。
  また、メールサーバもやらせているので、メーリングリストドライバーのCMLも入れています。perlがあると速くなるらしいのでjperlのrpmでも前もってインストールしておけば良いでしょう。

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