Linux/SPARC on SUN SLC インストール記録

tftp, NFSサーバをこしらえる
SUNのマシンではCD-ROMのセクタ長がPC用とは異なるということで、使えるCD-ROMドライブは純正（普通買わない(^^;)）以外だとかなり限定(PioneerだかPlextorだか）されます。それにわざわざインストールのためだけにCD-ROMを買うというのもバカバカしいので、今回はPlamo Linux機をfftpサーバ、NFSサーバにして、NFS経由でインストールすることにします。

tftpサーバの設定

まずはCD-ROMをmountします。
```
mount /cdrom
```
CDROMのtftp用のイメージファイルをtftp用のディレクトリにコピーします。
```
mkdir /tftpboot
cp /cdrom/images/tftpboot.img  /tftpboot
```

/tftpboot/tftpboot.imgにリンクをはります。

ln -s /tftpboot/SLCのIPアドレスを16進変換した値.SUN4C /tftpboot/tftpboot.img
                                    ↑　↑　↑　↑　↑　↑
例えばSLCのIPアドレスが160.16.10.5だと、A0220A05.SUN4Cという名前になる

/etc/inetd.conf, /etc/hosts.allowを編集します。

/etc/inetd.confに次を追加
tftp    dgram   udp     wait    root    /usr/sbin/tcpd  in.tftpd /tftpboot
/etc/hosts.allowに次を追加
in.tftpd :      160.16.10.5 
　　　　　　　↑　↑　↑　
　　　　　　　SLCのIPアドレス

kill -HUP inetd's PIDでinetdを再起動します。

RARP Serverの設定

/etc/etherを作ります。

/etc/etherの中身
08:00:20:xx:xx:xx sun-slc.utsunomiya-u.ac.jp
↑　↑　↑
SLCのMACアドレス（起動時にコンソールで表示されます）とDNS名をマッピングする

/etc/hostsにSLCを追加

160.16.10.5            sun-slc.utsunomiya-u.ac.jp   sun

rarp -a を実行します。

# rarp -a
IP address       HW type                 HW address
160.16.10.5    10Mbps Ethernet     08:00:20:xx:xx:xx

arpの設定を行ないます。
```
#arp -s 160.16.10.5 08:00:20:xx:xx:xx
```

NFSサーバの設定

NFS関係のデーモンが動いているか確認します。

安直な方法(^^;;)
# ps -ax | grep rpc
   95  ?  S    0:00 /usr/sbin/rpc.mountd
   97  ?  S    9:04 /usr/sbin/rpc.nfsd
   85  ?  S    0:00 /usr/sbin/rpc.portmap
29299  p1 S    0:00 grep rpc
となっていればまず動いている。

/etc/exportsに以下を追加します。
```
/cdrom sun-slc(r)
```

SUN SLCへのインストール
ここまでをサーバ側でやっておくとよいよSUN SLCへのインストールとなります。SLCを起動してold modeのPROMプロンプトから以下を実行します。
```
b le(0,hostのIPアドレスを16進変換した値,0) -a
↑　↑　↑　↑　↑　↑
例えばtftpサーバのIPアドレスが160.16.10.1だと、
b le(0,A0220A01,0) -a
となる
```
ここまで来るとインストーラがtftpサーバ経由で起動されますので、後は通常のRedHatインストーラを使ってインストール作業が進みます（但しNFSサーバ経由を指定）。

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satoma@cc.utsunomiya-u.ac.jp

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