当研究室では、触媒を用いて二酸化炭素と水素を反応(水素化)させて有機化合物などを合成する研究をしています。
@ H2とCO2の吸着
ACO2の解離によるCOの生成(250℃以上)
B COの水素化によるCH4の生成(330℃以上)
Niを使った触媒でCO2の水素化を行うと次のようなことが起こります。
一酸化炭素は、カルボニル基の導入や錯体化学の配位子として重要な物質です。
メタンは、都市ガスなどに利用されており資源としてとても有用です。
まず、H2とCO2がNi表面に、(H2は解離して原子状水素として)吸着する。
次に、吸着したCO2がCOに解離する。
250〜330℃ではCOが脱離するだけだが、330℃以上では、COが水素化されてCH4として脱離する。